このオレンジアフロのキャラクターを貴方は覚えていますか?
こんなのいた気がするけど誰だっけ?という人も多いのではないでしょうか。
BLEACHが好きという方でも、地味すぎて存在ごと忘れてしまっているかもしれない。
十刃落ち(プリバロンエスパーダ)No.107 ガンテンバイン・モスケーダさんです。
作中内の扱いはもちろんの事、コミックス外や設定まで、全てが地味。
ガンデンバインの悲しいほどの地味さを中心に、書いていきたいと思います。
茶渡泰虎にあっさり敗北
ガンテンバイン・モスケーダが闘った相手はチャドこと茶渡泰虎。
作中では、何度も霊圧が消える事で有名です。
3桁の数字を持つ十刃落ちとの闘いは、3組同時進行で話が進みます。
- 黒崎一護 VS ドルドーニ
- 石田雨竜 VS チルッチ
- 茶渡泰虎 VS ガンテンバイン
常人ではありえない力を手にしているとはいえ、死神や滅却師である一護や雨竜と比べたら、もちろん弱いはずのチャド。
しかし、あろうことかこの中で最も敵を圧倒してすぐに勝ったのはチャドでした。
弱すぎるガンデンバイン
ガンテンバインは十刃落ち3人の中でも、ひときわ弱いのです。
ガンテンバインがまともに攻撃を加えたシーンは、僅か3回。
- 「ウーノ」
- 「ドス」
- 「シエントス」
と言いながらの拳撃が、最大の見せ場でした。
しかし、最初それらの拳撃で圧倒できていたのは、チャドが自分の力を掴みそこね、全力を出していなかったため。
- 『巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)』
- 『悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)』
この2つの真の力をチャドが発現した瞬間から、ガンテンバインは手も足も出ませんでした。
ガンテンバインの帰刃『龍拳(ドラグラ)』
ガンテンバインの帰刃は『龍拳(ドラグラ)』。
肩から背中にかけて、大きく盛り上がった鎧のような見た目をしています。
尻尾のような部分までありますが、空洞なのかどうかはわかりません。
煙の中から唐突にこの姿で現れたため、『龍拳』の解号は不明。
能力は、拳を合わせてビームを出す事。
正直、虚閃(せろ)と何が違うんだろうと思ってしまいます。
多分、威力が全然違うか、ビームというよりは風圧だったり、何かしら差はあるのでしょう。
いずれにせよ、チャドの腕に簡単に防がれてしまいました…
見た目もずんぐりむっくり、能力も大した事ない。というガンデンバインの残念な帰刃でした。
涅骸部隊に入れなかったガンデンバイン
千年血戦篇にて、星十字騎士団に対抗すべく、涅マユリがゾンビ化した破面を利用します。
『涅骸部隊』と名付けられたその破面達は、ザエルアポロ・グランツの保管庫から持ってきたものです。
- ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ
- チルッチ・サンダーウィッチ
- ルピ・アンテノール
- シャルロッテ・クールホーン
十刃落ちだったドルドーニとチルッチ、そして十刃から陥落したルピ。
ここまでは分かりますが、疑問はクールホーンです。
何故この中で、ただの従属官だったクールホーンが抜擢されたのかは謎です。
マユリ様に「元十刃に並ぶ実力がある」と思われたのなら光栄な事ですね。
そして、同じ十刃落ちにも関わらず、この場に登場できなかったガンテンバイン。
クールホーンに席を奪われる事となってしまいました。
何故か、それは、彼が生きていたから。
ガンテンバインと闘ったあと現れたノイトラに、チャドは一瞬で倒されてしまいます。
駆けつけた卯ノ花隊長がチャドの治療を始めるのですが、その際ガンデンバインも一緒に助けたのです。
本来なら、敗残兵として葬討部隊(エクセキアス)に殺されるはずでした。
ドルドーニとチルッチと違い、ガンテンバインだけが生きながらえたのです。
しかし、生きながらえたものの出番は無し!
むしろ、生き残ったせいで再登場できなかったという結末を迎えてしまいました。
ブレソルでも不遇なガンテンバイン
最後に、BLEACHのスマホゲームアプリ『BLEACH Brave Souls(ブレソル)』での悲しい過去です。
ブレソルでは、キャラクター毎の誕生日にお祝いのムービーが流れます。
ログインした際に、そのキャラクターの身近な存在がそのキャラクターの誕生日を祝うショートストーリーを見ることができるのです。
さて、9月21日のガンテンバインの誕生日。
もちろんムービーは流れたのですが、なんと一人で誕生日を過ごすというストーリー!
ドルドーニかチャドあたりが祝ってあげてもよさそうですが…これは悲しすぎる。
以上、ガンテンバイン・モスケーダの地味で悲しいエピソードでした。
この不遇な破面を、どこかで活躍させてあげてください…
ご覧いただきありがとうございました。