2018年 夏。福士蒼汰さん主演で実写映画化されるほどの、大人気作品『BLEACH』。
僕も、友人に勧められ読み始めたことをきっかけに大ハマり。
今では相当なBLEACHファンになりました。
『オサレ』で個性的なキャラクター達と世界観がたまりません。
BLEACHを読んだことがない方は是非おすすめしたい漫画です。
さて、作中にてかなりのインパクトを放ちながら何度も登場する、涅マユリ隊長。
その斬魄刀の能力について、
涅マユリの卍解が作中に描かれているものとは、本当は大きく違っているのではないか?
という疑問が浮かんだので考察してみようと思います。
涅マユリ 概要
涅マユリ(くろつちまゆり)。
護廷十三隊十二番隊隊長 兼 技術開発局二代目局長
天才的頭脳の持ち主で、作中でも何度も有能っぷりを発揮します。
毎度毎度、登場の度に毒々しい外見に変化していて、自分自身をも改造人間にしているほどのマッドサイエンティスト。
- 先代局長、浦原喜助を超えるためには手段を選ばない
- 実験の邪魔になる事、無能な者には興味もしめさない
という結構残酷な一面も持っています。
無能な隊員は人間爆弾にされますからねぇ…
十二番隊に所属したら、僕は爆弾要因筆頭候補でしょう。
ちなみに僕はこの涅マユリ。
BLEACH中、5本の指に入るレベルで大好きなキャラクターです。
科学者ということもあり、戦闘能力も最強クラス。
相手を手球にとる有能っぷりは見ていてカッコイイ、特にザエルアポロ・グランツとのマッドサイエンティスト対決は最高です。
でも、天才といえば浦原喜助もカッコイイんだよなぁ…
斬魄刀『疋殺地蔵』
始解『疋殺地蔵』(あしそぎじぞう)
涅マユリの斬魄刀『疋殺地蔵』は、
斬りつけた相手の四肢を動かせなくする
という能力を持っています。
麻酔のようなものではなく、脳からの信号を遮断させているらしいので、痛みはそのまま。
あゝ残酷。
当人が科学者ということもあり、この能力を利用して生体を生け捕りのような形で研究体にしていたようです。
けど、形状は少し変化するとはいえ、普通の刀と同じくらいの長さだし、最初斬りつけるのは自力で…となると強いとはいいがたい能力かなぁ…
隊長格の斬魄刀としては地味なイメージ。
ただ、相手の攻撃を自動で受けるセンサーつけたり自力で改造してるんですけどね。
流石マユリ様です。
卍解『金色疋殺地蔵』(こんじきあしそぎじぞう)
作中、1番始めに登場した卍解。
滅却師・石田雨竜との戦いの中で、激昂したマユリが使用しました。
赤ちゃんとイモムシを合体させたような気持ち悪い生物が出現。
赤ちゃんの口からは毒の霧。
イモムシの体には大量の刃がついています。
基本的には、巨体で相手を圧殺。
または赤ちゃんが相手を捕食しますが、毒霧も相手を死に至らしめる威力を持っています。
この毒は、マユリが自身の血から独自に配合しているもので、もちろんマユリ自体には効かず、抗体が敵にできぬよう毎回配合を変えるようです。
破面編のザエルアポロ戦では、自分が食べられたら自滅するように改造したり、千年血戦編では、
『金色疋殺地蔵魔胎伏印症体』(こんじきあしそぎじぞうまたいふくいんしょうたい)
なるものに改造したり。
毒霧もそうですが、かなりマユリ自身の改造が施されている卍解のようです。
こりゃ赤ちゃんもたまったもんじゃないですね。
金色疋殺地蔵の能力は全て人工的
眠五號(ねむりごごう)と涅ネム
さあ、この卍解『金色疋殺地蔵』の能力ですが、
『涅ネム』というマユリの作った人工魂魄が大きく関わってきます。
涅ネムは、いわば人造人間のような存在で、本名は『眠七號』(ねむりななごう)
マユリの度重なる実験の末、七回目にしてここまで成長した人物です。
そして、眠七號以前の事に関しては技術開発局の1人『阿近』(あこん)がこのように話しているシーンがあります。
- 五號にしてようやく胎児まで進化した
- 六號は二歳相当まで成長した
- 胎児まで進化した五號の技術で斬魄刀を改造し、涅マユリは隊長の座についた
つまり、金色疋殺地蔵の赤ちゃんの部分はマユリの作った眠五號。
毒霧も自ら生成している。
つまり、作中に出てくる金色疋殺地蔵は全てが本来の疋殺地蔵の卍解能力では無いといえます。
始解と卍解に性質の繋がりのない斬魄刀は無い
作中では、始解と卍解に性質の繋がりのない斬魄刀は無い。と言われていることも、この卍解が本当の姿ではない理由の1つに挙げられます。
- 斬りつけた相手の四肢の動きを奪う能力
- 巨大な生物が出現し、毒霧をまき散らす能力
この始解と卍解の能力は間違いなく繋がりがあるとはいえませんよね。
本当の能力・考察
ここからは、僕の完全な憶測の中の憶測です。
上記のとおり、本当の金色疋殺地蔵の能力は作中で出ていないと仮定するならば、真の能力(もともとの能力)はどんなものだったのか2パターン考えてみました。
①現状の姿にもともとの名残があるパターン
もし、完全に魔改造された金色疋殺地蔵にもともとの要素が名残として残っているのであればなんでしょうか。
赤ちゃんの顔面の下にある無数の刃の部分なのではないでしょうか?
わざわざマユリが眠五號に刃を生やして、物理的に攻撃力をあげよう!と思うとは考えにくいので…
マユリなら、どうせもっと改造するなら科学的な改造を施しそうです。
あれが、始解との繋がりがある刃だとすれば。
剣山と化した刃の群れが出現し、触れると四肢の動きを奪われる。
みたいな感じでしょうか、ちょっと弱そう…
マユリ様なら魔改造したくなるでしょうね。
②もともとの能力は現状に引き継がれてないパターン
生物、毒霧、進化、刃。
こういった現状の要素とは全く関係ない、いたってシンプルに疋殺地蔵の卍解をオリジナルで考えてみましょう。
別に派手に大きくなるだけが卍解ではありませんから、形状が大きくは変化しないということも考えられます。
斬られた者の全ての神経への伝達を脳から絶つ。
実に単純な憶測ですが、これなら強いのでは?
頭は動いている。意識はある。
だけど、四肢はおろか斬られた瞬間の体制から目や内臓まで動かない。
まさに『地蔵』みたいになるってことで割と名前とあってるんじゃないかなーって思います。
カチーンて石になるみたいな雰囲気は出ると思います。
まあ、臓器が固まるとあっては、即死だからちょっと強すぎになっちゃいますが。
最後に
卍解には、様々な謎がいまだに残ったままコミックスは完結しました。
最後まで卍解が出なかったキャラ、途中で卍解が変わったキャラなどなど…
涅マユリは、ただでさえ斬魄刀を改造できるキャラですので、本当の能力は別にある可能性は高いと思います。
色々な可能性や解釈ができますが、無限に推測できてしまうので今回はこのあたりで。
ご覧いただきありがとうございました。