『TVアニメ BLEACH千年血戦篇』の第10話が放送されました。
今回で、先週から続いていた剣八vs八千流の戦いが終わり、二枚屋王悦と鳳凰殿が登場しました。
原作コミックス59巻『525.EDGES』~『527.Eliminate From Heaven』の内容です。
また、二枚屋王悦のシーンは先週から時系列が少し変わっており、本来は剣八達の戦いより前のシーンもありました。
第10話『THE BATTLE』の感想を書いていこうと思います。
卍解・皆尽
今回第10話で最も待ち望んだと言っていいシーン、卯ノ花八千流の卍解『皆尽(みなづき)』。
剣八vs八千流のシーンは、かなり原作そのままでクオリティの高いシーンだと第9話から感じていました。
『皆尽』も、特に卍解を発現した時のキャラクターの構図や、斬りかかる瞬間の表情まで、コミックスで見たままでとても良かったです。
加えて、アニメ化によって迫力が段違いなので見ごたえがありました。
血のような赤い液体
『皆尽』は、作中で特に能力の詳しい説明がない卍解です。
この血のような赤い液体にどういう効果があるのか、そもそも血なのかどうかすら分かりません。
千年血戦篇がアニメになる前、スマホ向けゲーム『BLEACH Brave Souls』では、滴り落ちる液体は黒色でした。
しかし、今回赤色で表現されたことで『血液』感が増したように感じます。
真っ暗だった場所が赤く染まった雰囲気はホラーで、より卯ノ花八千流の恐怖感が増して見えました。
皆尽の原作との違い
- 回道ではない能力で傷が治った事
- 液体を斬撃のように扱っていた事
- 地面にまでしっかり液体が満ちていた事
原作コミックスとの違いは大きく3点あったと感じました。
特に、回道ではない能力で傷が治った事に関しては、明らかに卍解の能力であるといった見せ方でした。
治癒の能力が卍解によるものなのか真偽は分かりませんが、お腹の傷がシュッと一瞬で治るシーンは原作にはありません。
元々、始解の『肉雫唼(みなづき)』は治癒能力のある斬魄刀ですので、卍解にも治癒能力があっても全くおかしくありません。
完全に謎のままではなく、あえて少しだけ卍解の能力を見せた部分なのかもしれません。
また、始解が『肉雫唼(みなづき)』、卍解が『皆尽(みなづき)』という、意味が変わるが発音は変わらないという最高にオサレな部分が、アニメでは文字が無いため表現されませんでした。
これは残念ですが、流石に致し方ないところですね。
追加された更木剣八のシーン
もう一つ追加されていたのが、更木剣八が無間の扉から出るシーンです。
このシーンに関しては特に深い意味は無いとは思いますが、長い髪が乱れたまま無間に横たわる卯ノ花の死体に、私は悲しさを感じました。
卯ノ花本人は、長い間待ち望んだ願いが叶ったので悲しさはないと思いますけどね。
二枚屋王悦と鳳凰殿
第9話で一旦飛ばされた二枚屋王悦が登場。
原作では、二枚屋王悦のシーンに剣八vs八千流がサンドイッチされる形だったので纏めたのでしょう。
零番隊全員に言えることですが、声優さんがキャラクターのイメージとぴったりの声だなと感じます。
ローマ字で表記された語尾が特徴的なチャラい二枚屋王悦の喋り方が、しっかりチャラく表現されていました。
声優さんも「この『Yo』の『よ』はどういう風に吹き込もうかなぁ…」みたいな事をおそらく考えながらやってらっしゃるんでしょうね。
卯ノ花が死んだ感動シーンの直後に、鳳凰殿のキャバクラシーンだったので落差が凄かったです(笑)
黒崎真咲のオサレポエム次回予告
罪無きあなたは
太陽のよう
今回の次回予告は『黒崎真咲』でした。
コミックス60巻冒頭のポエムが使われています。
本来は「罪深きあなたも 太陽のよう」と続くのですがあえて半分だけ使われています。
もう半分は第11話の終わりに流れるのかもしれません。
千年血戦篇の中でもかなりストーリーとして重要な部分であり、伏線回収も多い部分がやってきました。
両親の過去、石田家の過去についてが1クール目の締めになるかもしれませんね。
以上、BLEACH千年血戦篇 第10話『THE BATTLE』の感想でした。
ご覧いただきありがとうございました。