『TVアニメ BLEACH千年血戦篇』の第5話が放送されました。
前回第4話では、星十字騎士団の侵攻が始まり卍解が奪われる回でした。
バイオリンのBGMが絶望感にあふれて臨場感がありましたね。
第5話『WRATH AS A LIGHTNING』の感想を書いていこうと思います。
(※以下、アニメ未視聴の方にはネタバレを含む箇所があります)
エス・ノト VS 朽木白哉
先週から続いていたエス・ノトと朽木白哉の戦いが終わりました。
エス・ノトの聖文字”F”「恐怖(ザ・フィアー)」の力で、本能的な恐怖に襲われる白哉。
ルキアの顔が屍に変わったり、ハエの群れが足元から這い上がってくるシーンは強烈なインパクトがありました。
アニメになったことで、ハエのカサカサとした雰囲気や赤い目が分かりやすく、気持ち悪さがより増したと感じます。
恋次もルキアも戦闘不能になる、「済まぬ」のシーン。
この時ルキアを倒した星十字騎士団が誰なのか、原作では女性っぽい口調ということしか分かっていませんでした。
これは『ミニーニャ・マカロン』(cv.上田麗奈)だったということでアニメで確定しましたね。
エス・ノトの声(cv.松岡禎丞)
エス・ノトは先週も出ていたのですが、今回初めて喋りました。
原作でのイメージが読者それぞれにあると思いますが、私は「思ったより普通の喋り方だな」と思いました。
エス・ノトハ、元々コンナ感ジデ、漢字トカタカナデ喋ッテヰマシタ。
あまりにも特徴的だったので、アニメでの喋り方もかなり変なものになるのかと思っていましたが、割りと普通でしたね。
低音ですこしエッジの効いた声のクールなキャラクターになっていました。
雀部長次郎忠息の卍解・回想
星十字騎士団『ドリスコール・ベルチ』が、怒る山本元柳斎重國に奪った卍解を使うシーン。
この時、雀部長次郎忠息の卍解『黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)』を使っていますが、ドリスコールの使った卍解は紫色でした。
本来の雀部の卍解は雷らしい黄色であり、奪ったものとオリジナルのものに違いが出ています。
回想シーンで過去の雀部が使っていた卍解も黄色でした。
そして、エス・ノトの『千本桜景厳』が極端に色が違うということはありませんでした。
これは、雀部の卍解は他の隊長の格を超えた圧倒的なパワーがあり、ドリスコールが奪って使う程度では完全に扱うことはできなかったと考えると面白いかもしれません。
まさに「この程度では断じてない!」ということですね。
回想シーンでの卍解の使い方
今回、アニメオリジナルシーンとして、過去の雀部長次郎が実際に卍解を使っているシーンが追加されました。
原作では、卍解によって頭に傷を負った山本重國が『丿字斎(えいじさい)』から『十字斎(じゅうじさい)』と呼ばれるようになった事しか描かれていません。
卍解を使う雀部長次郎、山本重國に斬りかかる姿、そしてその卍解の使い方が新鮮でした。
『黄煌厳霊離宮』は、自身の頭上に雷が落ちたような天蓋が出現し、その力で天候すら変える卍解。
ドリスコールは雷を相手に向かって連続で落としており、それが卍解の能力だと思っていました。
しかし、雀部長次郎本人はその天蓋の雷を、斬魄刀『厳霊丸(ごんりょうまる)』で集めるような動作を行い、刀身自体に雷を纏わせていました。
雷を落とすだけの能力じゃなかった、そして、天蓋は飾りではなかったんですね。
ドリスコールは斬魄刀を持っていないから落雷しかできなかったのでしょうか、それとも武器に雷を纏わせられなかったのでしょうか。
これもまた、雀部長次郎の卍解をドリスコールが扱いきる事ができなかったと考えると、格の違いが感じられて楽しいです。
更木剣八と瞬殺された星十字騎士団
更木剣八が星十字騎士団3人を瞬殺するシーンではアニオリ部分は無く、原作そのままの瞬殺でしたね。
- ”R”「咆哮(ザ・ロア)」ジェローム・ギズバット
- ”Q”「異論(ザ・クエスチョン)」ベレニケ・ガブリエリ
- ”Y”「貴方自身(ジ・ユアセルフ)」ロイド・ロイド
もともとジェロームとベレニケは、聖文字の能力がなんとなくしか分からない星十字騎士団でした。
”R”「咆哮(ザ・ロア)」は、咆えた威力がそのまま攻撃になるというのは雰囲気で分かりますが、”Q”「異論(ザ・クエスチョン)」は結局どういう能力か謎に包まれたままとなりました。
ジェロームを藤原貴弘さん、ベレニケをKENNさんが声優をされると公開されていたので、声優がいるということは何かしら喋るシーンが追加されるのだろうと私は思っていました。
結果的に、更木剣八の語りの裏で、『咆える声』や『何かしら喋っている聞き取れない声』しか無かったので、各声優さんのファンがいらしたら残念だったかもしれません。
しかし、BLEACHのファンとしては更木剣八の圧倒的強さが原作そのままでアニメ化するのは嬉しかったです。
能力についても、原作の謎は謎のまま残るというのが、私はとても好きです。
山本元柳斎重國のオサレポエム次回予告
魂 燃え立つ
天の降るとも
今回の次回予告は、コミックス58巻からでした。
”魂”と書いて、”こころ” もえたつ。
”天”と書いて、”あめ” のふるとも。
こういった表現の仕方、J-POPの歌詞でもたまにありますがカッコいいですよね。
- 第1話…55巻(ユーハバッハ)
- 第2話…56巻(キルゲ・オピー)
- 第3話…アニメオリジナル(日番谷冬獅郎)
- 第4話…アニメオリジナル(雀部長次郎忠息)
- 第5話…58巻(山本元柳斎重國)
2週間、新規のアニメオリジナル次回予告でしたが、ここで57巻を飛ばして58巻の巻頭歌が出てきました。
次回は、山本元柳斎重國の卍解『残火の太刀』の話だと思われるので、元柳斎にしたのでしょう。
57巻はまた別のところで使われるのかな?…
以上、BLEACH千年血戦篇 第5話『WRATH AS A LIGHTNING』の感想でした。
ご覧いただきありがとうございました。